繰り返す双極性障害 躁うつ病

躁鬱病と呼ばれていた双極性障害|うつ病と誤診されやすい

躁鬱病の基礎知識

カウンセリング

躁鬱病の増加の理由

近年、気分が頻繁に上下する症状が特徴的な双極性障害の患者が増えています。以前は躁鬱病と呼ばれていたこの病は、近年の研究でうつ病と誤診されやすい点や遺伝性が分かっており、病院による積極的な情報の発信が行われています。双極性障害は他の精神疾患に比べて脳の構造が発症の大きな要因となることが分かっています。これは家系の影響を大きく受け、双子の場合はともに双極性障害を発症しやすいことなどから遺伝性が指摘されるようになりました。ただし、双極性障害の遺伝子を持っているだけでは発症に繋がらないため、社会生活でのストレスが発症に大きな影響を与えていると言われています。現代社会では、学校・家庭のあり方の変化やブラック企業問題など、大きなストレスを与える要素が増えています。ストレスによる代表的な精神疾患にはうつ病が挙げられますが、深刻なストレスを長時間感じ続けた場合は双極性障害や統合失調症の発症リスクが高まります。また、双極性障害は鬱状態で病院を受診する方が圧倒的に多く、躁状態の自覚がないことが多いために、実はうつ病患者が躁鬱病を患っていたというケースが増えています。躁鬱病の簡単なセルフチェックがインターネット上などで利用できますが、この疾患は専門家でも判別が難しい精神病の一つとして知られています。日ごろから大きなストレスを感じており、心の状態に異変が生じていると感じた場合は自己判断をせずに早めに病院を受診することが必要です。このように受診が必須な精神疾患の対処、サポートを行うことが学校や企業で義務化されつつあるため、躁鬱病への関心が高まっているとも言えます。

症状・治療の特徴とは

双極性障害では言動が活発的になったり、気分が酷く落ち込んで自暴自棄になるというように、躁状態と鬱状態を繰り返すことが特徴的です。最近ではこの病に2種類のタイプがあることが知られており、一般的に1型と2型として知られています。1型では躁状態が顕著に現れることが知られており、躁状態の時には浪費や過食などの症状が現れますが、躁状態は薬物治療で抑制しやすいと言われています。2型の躁状態は「軽躁」と言われて1型と区別され、1型ほどエネルギーが過剰になることはありません。そのため、2型の軽躁状態は患者本人も周囲の人も単に調子がいいだけと思ってしまい、1型に比べて発見が遅れがちなことが問題となっています。さらに2型の鬱状態は深刻になることが多く、病院では躁鬱の波を抑えることだけでなく鬱状態を和らげることが目指されます。双極性障害は以前は1型のみのイメージが強かったため、処方薬も躁状態を抑えることに長けたものがほとんどでした。ところが受診が遅れがちな2型の患者も認識されるようになり、他の疾患と誤診されやすいことから精神疾患の中でも更なる研究が求められています。薬品の選択肢も非常に少なく、副作用の管理が難しいものが多いため、より服薬しやすい処方薬の開発も目指されています。2種類の双極性障害は症状・対処法が異なるものの、いずれも気分の波を穏やかにすることを治療の最大の課題とします。完治が難しい病と言われているものの、的確な治療でほとんど問題なく日常生活を送ることが可能です。

気分障害を治す方法

病院

双極性障害は大うつ病と異なり、躁うつ状態を発症する病です。躁状態の時は社交的になる点が特徴的です。双極性障害を発症した場合は病院で治療を受けましょう。こうした病の治療は心療内科や精神病院で行ってもらうことができます。

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気分の波を抑える生き方

看護師

気分の波が激しすぎる人は、性格の問題ではなく双極性障害という病気の可能性があります。精神科の病院で処方される気分安定薬は、双極性障害の特効薬と言えるほど効果の高い薬です。再発を防ぐための心理療法も含めて治療は長期間に及ぶのが普通ですが、症状が落ち着いた後も病院は患者さんを長くサポートしています。

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気分障害のひとつです

悩む婦人

双極性障害はうつとそう状態を繰り返し起こすことにより、心だけではなく体にも多大な影響を与えます。また、そう状態時の興奮や気分の高揚により、周囲の人とのトラブルも起きやすく、ひどくなると日常生活にも影響を及ぼします。専門の病院での治療を受けることで、改善が期待できます。

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